読んでる途中で別の本を読んだり、睡眠欲のほうが勝ったりでトータル4時間ぐらいかけて読んだのかな、スマイリー3部作の2番目「スクールボーイ閣下」。
しかし、なんだろうな、このもやっとした読後感。文章は長いんだけど短く感じるし、構成は複雑だけど単純に感じる、一言でいえば「めんどくさい」感じ。これがイギリス人ってことなんですかね。
内容は外伝っぽい。シリーズ1作目の「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパ(以下略)」で整った舞台で好き放題走る筆、ちゅーか。主役がスマイリーでないこともあって、前作とのつながりがそんなに感じられなかった。
スクールボーイ閣下と違って一気に読んだのが3作目「スマイリーと仲間たち」。図書館への返却日が迫ってきてたという理由もあったけれども。
「TOEIC300点代の貴様の口がいうかこの口かこの口か」とペンチプレイをされそうですけれども、まず思ったのが、「翻訳荒くね?」ってことでした。なんか文章がおかしくて入り込めないんですわ、これが。
ただ、お話は3部作の中で一番面白かったですね。わかりやすいて言ったほうがいいのかな。
3冊読んでみて、一番好きだったキャラクターは「サム・コリンズ」ですね。
1作目でカジノのオーナー、2作目で鍵を握ってるんだか握ってないんだかわかんない役どころ、3作目でえらい人の太鼓持ちという、シリーズを通していなくてもいいようなキャラクター。
サムが登場するたんびになぜかワクワクしてましたからね、俺。
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